ノートル・ダム橋 Pont Notre Dame


 セーヌ川のその辺は水夫たちが恐れてる場所である。今日はなくなっているが当時は橋の水車の杭があって、そのために急流が狭められ激せられてはなはだ危険だった。二つの橋が近いので危険はなお大となっている。橋弧の下は激しく水が奔騰している。水は大きな恐ろしい波を立てて逆巻き、そこに集まってたまり、太い水の綱で橋杭を引き抜こうとしてるかのように打ちつけている。そこに一度陥る者は再び姿を現わすことがなく、最も泳ぎに巧みな者も溺れてしまう。(五部四編)





 ご存知、ジャヴェールが飛び降りた橋です。

 もちろん今では上の文章のようなことはなく、セーヌ川は静かに流れていますが、とっても寒い日だったので水に入っただけで死ねそうでした。 空なんかグレーを通り越して真っ白にけぶってます。
 この後ただちに屋内へ避難しました。


 最寄駅:4番線 Cite