リュクサンブール公園 Jardin Du Luxembourg



 彼女は毎日散歩の時間を待ち焦がれ、散歩に行くとマリユスに会い、言い知れぬ幸福を感じ、そして自分の心をそっくりいつわらずに言い現わしてるつもりでジャン・ヴァルジャンに言った。
「このリュクサンブールは何という気持ちのいい園でしょう!」(三部三編六章)





 コゼットとヴァルジャンが毎日散歩に出かけ、マリユスと出逢うことになったリュクサンブール公園。
 この日はリュクサンブール公園→パンテオン→ノートル・ダム寺院という比較的まともな観光名所めぐりの予定だったので(笑)、真央さんと一緒に出かけました。

 で、一目見ての感想。

「‥‥小ちゃいね」
「うん、小ちゃい」

 私たちが無意識のうちに比較対象にしたのは、知らないで「ちょっとお散歩に」てな軽い気持ちで出かけたりしたら遭難確実な、ロンドンのだだっ広いハイドパークやらケンジントンパークやらです。

 実際はもちろん全然小さくありません。一巡りするのにも結構な時間がかかります。




 中央の池には水鳥が。残念ながら白鳥はいませんでした。
 この日はクリスマス当日だったので、人もまばらです。ほとんどが観光客でした。寒々しいな〜。




 パンテオンがすぐそこに見えます。
 この後行きましたが、上記のようにこの日はクリスマス当日、祭日だったのでクローズしてました。
 しかも私、中に入れることを知らないで行ったので、何も疑問に思わず外を見ただけで帰ってしまいました。知ったのはずっと後になってからです。ああバカだ〜(泣)。




 あちこちにいろんな細工がちりばめられ、工夫がこめられていて、ほんの少し歩いただけでも景色が次々に変わるので飽きることがありませんでした。
 心が洗われる感じ。とっても素敵な公園です。レミゼ関係なしに楽しめました(笑)。


 最寄駅:RER B線 Luxembourg